2009年 11月 26日
枸杞の手術 |
先日、枸杞の手術に立ち会って来ました。
時間が12時か13時くらいから、と伺っていたので
少し早めに11時ちょっと過ぎに到着。
枸杞と一緒に散歩を楽しみました。
12時に病院に戻り、待合室とは違うお部屋で枸杞と待機。
そして・・・
3時間、放置・・・・・(‾▽‾|||||ちーーーーん
15時少し過ぎにやっと枸杞に点滴が入り、
16時過ぎに、手術準備の為に枸杞が呼ばれ
「手術開始しますので、どうぞ」と私が呼ばれたのは
17時・・・・・・・遅すぎませんか・・・?
手術室はとても広くて、人もいっぱい。
手術に参加する人5~7人+見学者2人。
私は手術室の外で、モニター越しの立会いです。
枸杞はすでに麻酔をかけられており、まるで人間の手術のように
気道確保され、首から下に緑の幕(?)をかけられていました。
モニターには、毛刈りの済んだ脚が映っています。
手術が始まり、枸杞の脚にメスが入りました。
最初こそ、私の位置から枸杞の顔が見えていたので、
祈るような気持ちで、そちらばかり見ていたのですが、
そのうちに手術器具が移動してきて、顔が見えなくなって・・・
しかたなく、モニターの映像をずっと見ていました。。。
何度か助手の先生が出てきて、器具の入った箱を持って行きます。
手術室の端にあった棚の上は、器具の箱でいっぱいになってしまいました。
外にいるAHTさんに「○○は無いの?」、「あれは発注しないと無いです」と
そんなやり取りが何度かありました。
なにかを探しているのか?なにかが足りないのか?
戸が開くたびに、中から、枸杞の心音が聞こえてきます。
不安になったり、安心したり、とっても落ち着かない・・・
でも、見えないところで黙って結果を待つよりは、
私にはむいているのかもしれないけど・・・
そのうちに、筋肉が付いた膝蓋骨を、膝(近く?)に固定し始めて、
「え?まさか終わり?」と時計を見ると、18:30くらい。
でも、どう見ても膝の真ん中じゃない。 え?
あ、先生が出てきた・・・ え???
最後の処理を別の先生に任せて、理事長先生(院長じゃなかった^^;;)と
見学をされていたお二人(獣医?)が出ていらっしゃいました。
理事長先生が開口一番おっしゃられたことは、
「いやー、難しかった!」でした。
そして、「今日はここまで。」と・・・
先生曰く、枸杞の足の状態は本当に悪く、
どうがんばっても筋肉が膝の定位置まで届かないので、
まずは伸ばせるとこまで伸ばして、そこで固定して
徐々に筋肉を伸ばしていく作戦なんだそうです。
骨を切らないんですか?と聞くと、「それは最終手段。
足が短くなっちゃうしね。」って笑ってらっしゃいました。
そして・・・
「これ(膝蓋骨脱臼)を診てもう40年になるけど、
今回のが一番状態が悪い。僕の歴史に残るよ。」
・・・と。
“膝蓋骨脱臼の第一人者”の軌跡の中で、
『今年一番』から『今までで一番』に昇格してしまった・・・orz
翌日の朝1番に、「元気にしてますよ!」とご連絡をいただきました。
でも、しばらく・・・2、3日は、術後の痛みを感じさせない為に、
モルヒネ投与でポヤ~っとさせておいてくれました。
あれは相当痛いと思うので、ありがたいです・・・
まぁ、それでも少しは痛いと思うけど・・・
母親は、何度も痛い思いをさせるなんて可愛そうだ。と言います。
それも一理あると思います。
でもあきらめてしまうには、枸杞はまだ若い。
やっても無駄かもしれないけど、それでも・・!と思う。
ただ、今の枸杞はそれを望んではいないとは思う。。。
でも、走れるようになったら、きっと喜んでくれると思う。。。
次の手術は、2~3週間後の予定です。。。。
by nikukyu-diary
| 2009-11-26 13:38
| 預かりっ子